名古屋・栄に、新たなシルバーの聖地が誕生。

 SHOP REPORT



BeyondCool / H°M'S" WatchStore NAGOYA グランドオープン

2026 年 2 月、名古屋駅前で長年シルバージュエリーファンを迎え入れてきた名鉄百貨店本店の「ビヨンクール」が幕を閉じた。
それから 4 ヶ月、2026 年 6 月 28 日、名古屋・栄の地に新たな旗艦店「BeyondCool / H°M'S" WatchStore NAGOYA」がグランドオープンを迎えた。
1F はウォッチ、2F はシルバージュエリーというツーフロア構成。

国内外の名だたるブランドが一堂に会し、これまで名古屋では実物を目にする機会がなかったアイテムも数多く並ぶ。

2F フロアを中心に、その魅力を見ていきたい。

暖かみの1Fから、別世界のような2Fへ



1F HMS入口から見た店内
1F に足を踏み入れると、木の質感を活かした暖かみのある空間が来店者を迎える。
ウォッチを中心に据えたフロアらしく、落ち着いた居心地の良さが漂う。
その空気は、階段を上がった瞬間に一変する。
2F はモルタル壁で構成されたシックでモダンな空間。
中央には大きなシャンデリアが据えられ、無骨な素材と華やかな光が交錯する独特の緊張感を生み出してい
る。
1F の温もりから、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚——
このギャップこそが、名古屋店ならではの体験と言えるだろう。

2F BEYOND COOL 中央に据えられたシャンデリア


フロアを象徴する盆栽と、寛ぎのVIPルーム




TRADMAN'S BONSAI が手掛けた盆栽

1F・2F それぞれのフロアに置かれているのが、店内の象徴的なオブジェクトとなっている盆栽だ。

手掛けたのは「TRADMAN'S BONSAI」。

無機質になりがちなモルタルやガラスケースが並ぶ空間に、生きた植物ならではの陰影と時間の流れを添えている。
ウォッチとシルバージュエリー、どちらも“時を刻む”“経年変化を楽しむ”という点で共通項を持つプロダクトだけに、盆栽という存在の説得力は大きい。

さらに 2F には、VIP ルームを新設。
落ち着いた個室空間で、じっくりと商品と向き合いながら接客を受けられる。

特別なオーダーや高価格帯アイテムの相談はもちろん、混雑を気にせずゆったりとした時間を過ごしたい来店者にとっても心強い設えだ。


名古屋初上陸のアイテムも。2Fシルバーアクセサリーのラインナップ




2F BEYOND COOLでは、国内外の様々なアイテムに出会える

2F に並ぶブランドは、国内外あわせて多岐にわたる。
ここでは主要なラインナップを手短に紹介したい。

CHROME HEARTS(クロムハーツ)
1988 年、アメリカ・ロサンゼルス発。
フローラルクロスに代表される意匠と、スターリングシルバー925 ならではの重厚な質感で、
メンズシルバーアクセサリーという文化そのものを牽引してきた存在。

LONE ONES(ロンワンズ)
クロムハーツの立ち上げメンバーであった彫金師、レナード・カムホート

 1996 年に興したブランド。
羽根やベルといった流麗なモチーフを、
職人技で仕上げる、芸術品と称されるシリーズを展開する。

STARLINGEAR(スターリンギア)
アメリカ発、バイカーズカルチャーを起点に据えたシルバーアクセ
サリーブランド。
スカル or ボーンをはじめとする骨太なモチーフに、重厚感あるフォルムを掛け合わ
せる。

LEATHERS AND TREASURES(レザーズアンドトレジャーズ)
創業者 Dennis Pollicino が築いた技術
を受け継ぎながら展開する、レザーとシルバーを融合させたブランド。
手仕事の温度を感じさせるディ
テールが持ち味。

Bloody Mary(ブラッディマリー)
  
仏教美術的なモチーフを核に据える日本発ブランド。
蓮や仏具といった意匠を、現代的なシルバーアクセサリーへと昇華させている。

GOD SUNS(ゴッドサンズ)
 神に最も近い存在とされる「イーグル」と、絶対神として崇められてき
た「太陽」。
この 2 つのモチーフを重ね合わせたのが、東京発の GOD SUNS だ。
ネイティブジュエリーへの敬意を軸に据えつつ、次世代へ向けた新しいデザインも展開。
彫金師による
オールハンドメイドの製作にこだわる。

Dear Blossom(ディアブロッサム)
「ものづくりを通して出会ったすべての人のこころに豊かな花が開
くように」
という願いを掲げるブランド。
インディアンジュエリーの世界観に寄り添いながら、その息
づかいをシルバーへと表現し続けている。

Gucho(ガッチョ)
 ホットロッドやアメリカンカルチャーの背景を、細やかな彫金技術で徹底的に品質を重視して製作される
ブランド。
リアル&クールをテーマとして表現される世界観は、一生ものとも呼
べるカスタムジュエリーを目指して日々進化し続けている。

MAD CULT(マッドカルト)
Made In Japan にこだわりを持ち、ロックやヘヴィーメタル、バイクなどのモーターサイクルカルチャーを土台に、デザイナーの SHIN 氏がデザインから制作まで全ての工程を 1 人で手掛ける孤高のジュエリーブランド。

MASSES(マシス)
テンダーロインクルーである鶴岡正吾氏と前原完治氏が 2018 年に立ち上げた
東京
発のファッションブランド。
オリジナルで開発されたテキスタイルと、インパクトのあるグラフィック
を掛け合わせたアイテムを展開し、ストリートシーンでも確かな存在感を放っている。

この他にも国内外の多くのブランドを取り揃えており、名古屋という土地で、これほど幅広いシルバーアクセサリーの世界観に一度に触れられる場所は、そう多くはない。

腕時計については、1Fフロアで。


1F のウォッチフロアについては、H°M'S" WatchStore 編集部による店舗紹介記事に詳しい。

内装のこだわりや名古屋店限定モデルの話まで、あわせてチェックしてほしい。

https://www.hms-watchstore.com/blog/15658/


時計のセレクトショップ「H°M’S” WatchStore」と、ジュエリーのセレクトショップ「BEYOND COOL」。
 2つの異なる世界観が 1 つの建物で交差する新店舗「BEYOND COOL NAGOYA」が、
ついに待望のオープンを果たした。
巨大なサインボードや輝くシャンデリア、そして自然の生命力を放つ「盆栽」のアート。
単なるショップの枠を超え、「ここで過ごす時間そのものが特別な体験になる」と語るこだわりの店舗づくりについて、その裏側にある熱い想いを、店舗ディレクションを務めた Managing Executive Officer の江田氏に聞いた。


Managing Executive Officerの江田氏

Q. BEYOND COOL NAGOYA が路面店としてオープンすることになった経緯を教えてください。 

もともと名古屋では名鉄百貨店にビヨンクールを出店していましたが、リニア中央新幹線の開発に伴い、
いず
れ撤退することは以前から分かっていました。

また、栄で運営していたダニエル・ウェリントン名古屋店も、入居していた建物の建て替えが決まり、
契約満
了とともに惜しまれながら閉店することになりました。

私たちはこれまで 20 年以上、この名古屋という街でたくさんのお店を展開し、本当に多くのお客様に支えられてきました。

だからこそ、このご縁をここで終わらせる訳にはいかない――

そんな強い想いがありました。

「名古屋で、もっと自分たちらしいお店をつくりたい。」

その想いから、新たな路面店のプロジェクトがスタートしたんです。

そこから約 1 年半、本当に物件探しには苦労しました。

当初から、時計のセレクトショップ「H°M'S" WatchStore」とジュエリーのセレクトショップ「BEYOND COOL」を一つの空間で展開したいという構想がありました。

どちらのショップの世界観もしっかり表現し、お客様に心から楽しんでいただけるお店にしたい。

その理想を実現できる物件となかなか巡り合えず、想像以上に時間がかかりましたね。

そんな中、2025 年の夏頃、不動産業を営む古くからの友人が、一般公開前だった現在の物件を紹介してくれたんです。

まさにご縁に導かれるようなタイミングで、この場所と出会うことができました。

Q. 内装や空間づくりには、どのようなコンセプトがありますか? 

この物件を初めて見た瞬間に、「1 階は H°M'S" WatchStore、2 階は BEYOND COOL」というイメージが自然と頭に浮かびました。

現在も東京で両ショップを展開していますので、それぞれの世界観やコンセプトは大切に受け継ぎながら、
京では実現できなかった、よりラグジュアリーな空間づくりに挑戦しています。

そして、ただ商品を並べるだけではなく、お客様との時間をより楽しんでいただけるようなサービスをご提供
できる空間づくりにもこだわりました。

「ここで過ごす時間そのものが特別な体験になる」そんなお店を目指しています。

Q. 今回の店舗で一番こだわったポイントを教えてください。 

一番を選ぶのは正直難しいくらい、細かな部分までこだわっています(笑)。

その中でも特に目を引くのは、1 階・2 階それぞれに設置した大型モニター、1 階から 2 階へ続く階段の壁面に飾られた巨大なサインボード、そして 2 階のメイン什器の上に輝くシャンデリアですね。

これまで店頭では、WEB カタログを iPad でご覧いただくことがほとんどでした。

今回の名古屋店では大型モニターを導入したことで、商品の魅力をより大きく、より美しくご覧いただけるよ
うになりました。

お一人のお客様はもちろん、ご家族やご友人同士でも一緒に画面を囲みながら商品をご覧いただけるので、これまで以上に楽しくお買い物をしていただけると思います。

最新のテクノロジーと店舗空間を融合させた、新しい接客スタイルにもぜひ注目していただきたいですね。

1F HMS設置の大型モニター、大画面でWEBカタログをご覧いただける

そして、もう一つぜひ見ていただきたいのが、階段壁面に設置した特大サイズのサインボードです。

制作をお願いしたのは、日本を代表するピンストライパーであり、愛知県岡崎市を拠点に活動されている
「M&K KUSTOM SIGNS」の MAKOTO さんです。

長年ご一緒させていただいているご縁もあり、今回の名古屋店のためだけに特別な作品を描いていただきました。

ベースとなる素材は 2,000mm×1,000mm のアルミ複合板。一般的には看板として使われる素材ですが、その素材本来の黒を活かしながら、MAKOTO さんがすべて手作業で一本一本描き上げています。

まさに職人技が凝縮された、世界に一つだけのアート作品です。

ご来店の際には、ぜひ近くでじっくりご覧いただけたら嬉しいですね。


2F BEYOND COOLに設置している、MAKOTO氏制作の特大サインボード

Q. オープンに先立ち開催したレセプションパーティーはいかがでしたか?

実はレセプションパーティー当日は、珍しいダブル台風が接近していて、「もしかしたら直撃するかもしれな
い」という予報だったんです(笑)。

どうなることかと心配していたのですが、なんとパーティー開始の約 1 時間前には奇跡的に雨が止んでくれました。

そんな天候にもかかわらず、約 60 名もの関係者の皆様にお越しいただき、地元・愛知はもちろん、東京からや
地方からもたくさんの方々が駆けつけてくださいました。

皆さんと乾杯を交わし、たくさんの会話が生まれ、本当に温かく、私たちらしいレセプションパーティーになったと思います。

 当日のレセプションパーティー風景

Q. TRADMAN'S BONSAI様によるパフォーマンスも行われたそうですが、当日の雰囲気や印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

せっかく足を運んでくださる皆様に、「この日だからこそ体験できる特別なもの」をご用意したいと思ったのが始まりでした。

以前から SNS で、TRADMAN'S BONSAI 代表・小島さんの剪定パフォーマンスを拝見していて、実は「一番見たかったのは私だったかもしれません(笑)」。

自分が心から感動するものなら、きっと来てくださる皆様にも楽しんでいただけるはず。

そんな想いで、商談の際に「ぜひ剪定の実演をお願いできませんか」とご相談したところ、快くお引き受けいただき、今回実現することができました。

実際のパフォーマンスは、本当に圧巻でした。

一本の木が、職人の手によって少しずつ盆栽へと姿を変えていく様子は、まさに芸術そのもの。

私自身はもちろん、ご覧になっていた皆様も自然と引き込まれ、時間を忘れるほど見入っていました。



TRADMAN'S BONSAI代表・小島氏による剪定パフォーマンス

盆栽は、単なる植物の栽培や鉢植えではありません。 植物と鉢が一体となり、一つの景色を表現する「生きたアート」。

長い年月をかけて樹形を育て、「わび・さび」のような日本ならではの美意識を表現していくものです。

そして、植物は生き続ける限り成長を続けます。

だからこそ、完成というゴールはなく、植物と対話を重ねながら次の世代へ受け継がれていく文化でもあります。

職人だからこそ持てる研ぎ澄まされた感性や信念に触れ、私自身もものづくりや仕事に対する姿勢を改めて見つめ直す、とても貴重な時間になりました。


TRADMAN'S BONSAI代表・小島氏

Q. どういう経緯で盆栽を展示することになったのでしょうか? また、込められた想いはありますか?

きっかけは、BEYOND COOL でお取り組みさせていただいている「Dear Blossom」が浅草に新店舗をオープンされた際のレセプションパーティでした。

そこで初めて TRADMAN'S BONSAI の作品が展示されているのを目にしたんです。

存在は以前から知っていましたが、実際に作品を見るのはその時が初めてでした。

写真で見るのとはまったく違い、本物には圧倒的な存在感があって、「いつか自分のお店にも展示できたらいいな」と、その時から密かに思っていたんです。

さらに、その場で Dear Blossom のデザイナー・松井さんから、TRADMAN'S BONSAI 代表の小島さんをご紹介いただき、ご縁がつながりました。

その後、名古屋店の設計を進める中で、「この空間なら盆栽を美しく演出できる」と感じ、改めて松井さんにご紹介いただいて、今回のお取り組みが実現しました。


Dear Blossom 松井氏がハンドメイドで制作する作品の数々
特別なメッセージを込めたというよりは、この空間だからこそ表現できる美しさを大切にしたかったんです。

ラグジュアリーな店内に自然の生命力を感じる盆栽が加わることで、空間全体により深みが生まれました。

ご来店いただいた皆様にも、ぜひ商品だけでなく、盆栽そのものが持つ美しさや存在感も感じていただけたら嬉しいですね。

写真左:樹種:五葉松 樹形:双幹 推定樹齢:80 年
写真右:樹種:真柏 樹形:文人 推定樹齢:80 年
※2026 年 7 月 7 日現在

Q. 名古屋のお客様には、どんな魅力を届けたいと考えていますか?

冒頭でも少しお話ししましたが、まずはこの店舗ならではのラグジュアリーな空間を、ぜひ存分に楽しんでいただきたいですね。

店内のデザインやインテリア、空気感まで含めて、「ここに来てよかった」と感じていただけるようなお店を目指しました。

さらに、これまで名古屋では取り扱いのなかったブランドも新たにラインアップへ加わっています。

実際に商品を手に取り、その世界観を体感していただけるのも、この名古屋店ならではの魅力だと思っています。

ジュエリーや時計が好きな方はもちろん、「新しいものとの出会い」を楽しみに、ぜひ気軽に遊びに来ていただけたら嬉しいですね。

Q. 今後、この店舗で挑戦したいことはありますか?

まだ実現できるかどうかはこれから検討していく部分もありますが、ぜひ挑戦したいと思っているのが、名古屋店限定の商品や別注モデルの展開です。

「ここでしか手に入らない特別なもの」

そんな商品をご用意できたら、とても面白いですよね。

さらに、その発売に合わせてデザイナーの来店イベントや交流会なども開催できたらと思っています。

商品を販売するだけではなく、ブランドや作り手の想いに直接触れていただけるような体験をご提供し、お客様により大きな価値を感じていただけるお店へと育てていきたいですね。


Q. 最後に、これからBEYOND COOL NAGOYAへご来店くださる皆様へ一言お願いします。

まずは皆様、本当に大変お待たせいたしました!

今年 2 月の名鉄百貨店閉店後、「名古屋のお店はいつオープンするの?」という嬉しいお声を本当にたくさんいただいていました。

お時間をいただいてしまいましたが、その分、自信を持って皆様をお迎えできるお店をつくることができたと思っています。

この新店舗には、ラグジュアリーな空間、温かなおもてなし、こだわり抜いたインテリア、そして国内外から厳選した魅力あふれるブランドや商品をたくさんご用意しました。

商品をご覧いただくだけでなく、「この空間に来ること自体が楽しい」と感じていただける、そんな場所になれたら嬉しいです。

ぜひワクワクした気持ちで、新しい BEYOND COOL NAGOYA へ遊びにいらしてください。

スタッフ一同、皆様にお会いできる日を心より楽しみにしております。


名古屋から、シルバーアクセサリーの新たな価値を

洗練された空間、上質な時間、そして新たな価値との出会い。
「BeyondCool / H°M'S" WatchStore NAGOYA」が約束するのは、この3つだ。
名鉄百貨店での歴史に一度幕を下ろし、栄という新たな拠点から再出発を切ったビヨンクール。
ここ名古屋から、シルバーアクセサリー業界のさらなる発展と魅力の発信が始まっていく。

実物を見て、触れて、身につけてみてはじめてわかる質感がある。ぜひ一度、足を運んでみてほしい。

※商品の詳細・在庫状況は各店舗または公式サイトにてご確認ください。



Beyond Cool / H°M'S" WatchStore NAGOYA
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-35-16 ベルク栄 1F/2F
TEL:052-718-0891
11:30am-20:00pm

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